今回は光回線のメリット・デメリットについて整理していきます。
光回線の利用を考えている場合は参考にしてください。
メリット1:通信速度が速い
光回線の最大のメリットは通信速度が速い点です。
インターネットが歩んできている歴史の中では、通信に際して利用するのが固定電話で通話をする時に用いる電話回線であった年月が長いのですが、従来の電話回線ではなくインターネットのみを対象にした通信回線を整備し利用しているのが光回線です。
電話回線よりもやり取りができるデータの量が突出して多いため、容量が大きなデータファイルであってもコンピュータなどにダウンロードする時間が短いですし、動画のようにストリーミング再生をする事例であっても再生しながら次々とデータのダウンロードが可能なので、途中で動画が停止する心配もありません。
尚且つ、アップロードも同様に高速なので大切な写真や動画などを送る時にも速やかに終えられます。
メリット2:通信が安定しやすい
通信が安定しやすい点も光回線のメリットです。
安定性の高さとしては回線を引き入れて利用する住まいが位置している場所に左右されない様子も挙げられます。
電話回線を利用してインターネットを使用する事例では、基地局とインターネットを利用する場所が遠くなるほどに速度が変化する特性がありますが、光回線においては基地局と利用する場所の距離は関係しないので、利用する場所に関わらず常に同じ高速通信が可能です。
しかも、利用する時間帯などに関わらずいつも同じ高速通信が可能なので、インターネットを利用するユーザーが多い時間帯に趣味として楽しむ場合はもちろん、仕事で使用する場合にも快適です。
メリット3:通信量の制限がなく使い放題
光回線は通信容量に関しても基本的には無制限であり、使い放題と言える点もメリットです。
光回線はデータのやり取りに関して制限が設けられていないため、1ヶ月間につきとても多くのデータをダウンロードしたりアップロードをしても速度が変化したり料金が変化する心配が無く、計画的に使い続けられます。
現在ではインターネットはメディアとしての存在感がとても強くなってきているので、これまではテキストや静止画で提供されてきた情報が動画で提供される事例が増加傾向にあります。
同様にエンターテイメントとしても動画の存在感が高まっていますし、音楽をストリーミング再生し続けたり大きな容量のゲーム作品をダウンロードするユーザーも増えています。
さらに、インターネットに接続し通信し続ける家電なども増えていますが、通信量に制限が設けられていないので安心して使い続けられます。
デメリット1:月額が一般的に高い|工事費や撤去費用、違約金がかかることも
光回線の一番のデメリットとして挙げられるのが月額の他、工事費や撤去費用、違約金などの費用面です。
いわゆるポケットwifiなどのモバイルルーターなどと比較すると月額はやや高めになるのが一般的です。
インターネットに特化し常に高速で安定的な回線を用いるため、光回線を利用したい時には現在生活をしている住宅に対して光回線を引き込む事を目的にした工事をする必要があります。
工事は屋外の電信柱などに張り巡らされている回線から分岐させて住まいにまで引き込む上に、室内の壁面の一部などに穴を設けて機器が接続できるように整備します。
そのため工事に際する工事費が必要になる点を念頭に置いておくと安心ですし、光回線を契約していたものの必要性が無くなった場合などに撤去する時には撤去に関する費用も考えておく必要があります。
また、高速かつ安定的であるからこそ1ヶ月間の料金にも目を向けたり、解約のタイミングではない場合に解約した際の違約金も注意が必要です。
デメリット2:工事が必要なケースが多い、開通までに時間がかかる場合も
光回線のもう一つのデメリットは工事の必要性と開通までに時間がかかる点です。
従来のインターネットは電話回線を利用していたため、既に屋外から室内に引き込まれている電話回線を用いるので取り分けて新たに工事をする必要が無く、機器を電話回線に接続するのみで利用できますが、光回線は専用の回線を屋外の電線から分岐させて引き込む必要があります。
道路沿いにある電線から住宅に分岐させたり室内に回線を通して穴を設けた壁面から回線を出すには多くの専門的な道具と技術、知識を必要とするので担当者が受けた依頼が多くなるほどに順番が回ってくるまでに時間を要します。
特に引越しシーズンや新生活を始める時期などは時間を要しやすいため、すぐに通常通りインターネットを使い続けたいのなら計画的に着手する必要があります。